受験機関のゼミや講座は(最近は違うかも知れませんが、従来は)入門講座や短答答練・模試を除けば論文式試験対策のものがほとんどで、長年大手受験機関のこれらの講座・ゼミを採ってきましたが、肝心の本試で短答式試験に合格できずに居ました。
そうこうしている間に、昨年(平成20年)に短答式試験の合格持ち越し制度ができてしまい、こうなったら独学ででも、一年間は集中的に勉強して短答に合格したいと考え始めました。
インターネットの掲示板はよく見ていましたが、良スレと言われているところでもすぐに荒らしが出現して閉鎖となり、また、「譲渡担保とは何ですか」など聞こうものなら、インターネットの匿名性により四方八方から「自分で調べろ」と攻撃的に書き込まれているのを何度も目撃していました。
IP COMMUNITY の最短合格ゼミは、インターネット検索で見つけましたが、定期的に配信される教材にボリュームがあり、短答式試験の解説が豊富で気に入りました。
私は遅筆なのに長文化するので自身での掲示板書き込みは滅多にしませんが、掲示板はメンバー管理されており、確実にご回答が戴けるので安心です。質問自体は難解でも、既に配信された教材についてのものなので、その箇所を探して読めば非常に参考になります。
また、短答式に限らず、論文式試験対策も同時に行えるプレミアムコースにすると、論文式の教材まで付いて割安感が抜群になると知り、こちらを一年間受講しました。
私は、かねてより、受験機関が作成した模範解答集の文章が難解だったので、市販レジュメの根拠条文、キーワードはそのまま残し、自分で理解でき、使いこなせる表現に改めたものを作りたいと考えていました。
また、短答式試験の過去問をバラバラに崩し、一問一答式ドリルのようなものを作り、完璧に答えられるようになりたいと考えていました。
また、論文/短答に共通して、テキストは縮小版に印刷して持ち歩きたいが、明朝体のような細い書体は読み辛く、全てゴシック体に変更したい、パソコンのテキスト読み上げで、繰り返し読み上げさせたい、という願望があり、参考書や受験機関の配布印刷物にOCRをかけてテキストにし、カード型データベース化することを試みていました。
しかし、いざやってみると、認識の校正作業だけで大変な手間。勉強に使うどころの話ではありませんでした。
最短合格ゼミの教材は、最初から電子媒体なので縮小印刷や自動読み上げは当然にでき、編集自在な上、短答式の解けなかった問題に、しおり代わりに「●」などの記号を付け、二度目以降は検索で飛ばし読みすることで、せっぱ詰まった時期にも一通りか二通り回すことができました。
挫折しそうなとき、丁度よいタイミング(事実上は、自分が溜め込んでいたため、自分の進度よりもかなり先でしたが、結果論から言えばグッドタイミング)で、平成20年法改正、短答特訓、論文式出題予想のリアルゼミが開催され、これに参加したことが刺激にも励みにもなり、なんとか途中放棄せずに本試まで付いていくことができました。
これがきっかけで知り合ったゼミ仲間に励まされ、今も勉強を続けています。
48回配信されるメルマガは、本当に試験直前までよく私の面倒を見てくれました。昨年7月のスタート直後に溜め込んでしまったので、前の方からは特許法だけを何とかやり遂げ、次は短答試験直前の特集号で配信されたダイジェスト版(但し、濃縮版と言える)をやり、次いで実、意匠、商標、条約をやりました。
商標について、他では何度見ても覚えられなかった4条1項や47条の語呂合わせが非常に有り難かったです。
条約・著作・不競については、必須科目とは違い問題が「解るようになった」感覚がなかなか湧かないのですが、短答に通るためには、誰もが正解回答する四十問を落とさなければよい。どれがその問題なのか見極める目が大事と、奥町先生著の赤い本(オーム社)で悟り、必要以上に深入りしなかったことが幸いしました。
● 真の、現代の『これだけ!』…最短合格ゼミ
試験勉強が2年目以後に入った受験生は、今年は何から初めてようか、何処までやったらよいか、相当迷うと思います。
大手受験機関では、同趣旨の講座を何種類も並べ、講師に人気を競わせているかのよう。際限なくお金と時間のある人、惜しみなく使える人はレジュメ集めに奔走するもよいでしょう。(しかし、…)
最短合格ゼミでは、最大公約数的受験生に必要不可欠な情報を一年間通して提供してくれました。インプット学習に関しては、最低これだけ、やっておけば相当なレベルの
受験者層に入るに違いありません。
「真の」、「現代の」と言ったのは、竹村健一氏の「これだけ手帳」を思い出したからです。1980年代に講演やTV番組等で「仕事ができない奴=資料を持ち過ぎの奴」との持論を展開し自身は1冊の手帳に情報を集約して使っていることを紹介、自らの監修により「これだけ手帳」を発刊し今なお2009年版まで発行が継続しているようです。
最短合格ゼミの教材は、「これだけ」といっても決して少ない分量ではありません。
法改正や試験時期に応じて繰り返し配信される分もあるので、あまり印刷をしないで放っておくと、データの膨大さに嬉しくも悲しくもなる位です。
そんな時でも、参加が可能な人はリアルゼミや時折開催されるIPコミュニティの講習会等で質問やリクエストをしてみると、結構臨機応変なアドバイスや回答を戴けると思います。
私が最短合格ゼミをお勧めする理由は以上です。